鮮魚コーナーの前で
written by SOU1 on 木曜日, 12月 15th, 2005
鮮魚コーナーの前で子供を連れた若い母親と昔から近所に住んでいるババアが揉めていた。 若い母親は注文してあったお祝い用の鯛を受け取りに来たらしい。 鯛をカゴに入れて歩き出した。 するとババアが「あらそれ美味しそうね〜私買うから譲って」と言いカゴから取り出して自分のカゴに入れた。 若い母親は「それはうちが注文してあったんです!」と言い取り返そうとした。 ババアは「私だって食べたいの!あんた別の買えば?」と言い立ち去ろうとした。 若い母親はババアの腕をつかんで引きとめた。口論になった。 鮮魚コーナーの店員が出てきてババアに「このお客様が注文されたものですから」と説明してもババアは譲らなかった。 ついに店長を呼ぶことになった。 店長はババアの知りあいだった。 なんと店長はババアに鯛を売ってしまった。 若い母親は「この子のために注文したのに・・・!」と反論した。 店長は「こちらは昔からのお客様ですので・・・申し訳ないですが・・・」 と言い聞き入れなかった。 若い母親は半泣きで買い物カゴをその場に叩きつけて「2度と来ない!」と言い帰っていった。 鮮魚コーナーの店員も周りの客もみな呆れと非難の混じった顔で店長を見ていた。 確かに田舎の店で新住民より原住民の方を大事にする傾向はあったがこれは酷いと思った。
シスアド業でサラリーマンの傍ら作曲等を行うマルチタスクの申し子。